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運賃の自動計算

 JDEAN  はとても柔軟な運賃の自動計算機能を持っています。

 決して何もかもが自動でできるわけではありませんが、この機能を活用して少しでも入力の効率を高めてください。

運賃自動計算の仕組み

JDEAN の運賃計算は見た目は少し複雑ですが、仕組みを理解すると非常に柔軟な処理が可能です。

JDEANではまず、

1.運賃表を必要なだけ作成し、

2.次に取引先マスターでどの運賃表を使用するのかを設定していきます。

一件の取引先に複数の運賃表を結びつける事も可能です。この場合、日報を入力する際にどの運賃表を摘要するのか指定することができます。

運賃表の構成

運賃表は3つの部分で構成されています。

1.運賃マスター

運賃表の骨格になる部分です。

各運賃項目(基本運賃・距離割増、など)に対して、どのような運賃や単価を引き当て、どういう単価計算を行うのかを定義します。

2.運賃単価表

運賃マスターから参照される表です。

実際の運賃や単価を必要なだけ設定し、それらをどのような場合に使用するのかといったことを定義します。

3.割増運賃設定

運賃マスターから参照される表です。

時間割増と距離割増についての設定を保持します。

運賃設定の相関関係

 

【運賃マスター】が主となり、【運賃単価表】と【割増運賃設定】が詳細となります。

この3つを組み合わせて1つの運賃表が成立します。

運賃設定の手順

1.運賃単価表を作成します。

運賃を決定する要素を、車種・地名・品名・距離の範囲・重量の範囲・数量の範囲、から選択します。

それぞれの決定要素と単価を設定し、単価表の名称を決定して保存します。

 

2.割増運賃設定を作成します。

時間割増と距離割増を設定できます。

それぞれの算出方法を設定し、単価表の名称を決定して保存し

 

3.運賃マスターを作成します。

1・2の手順で設定した単価と割増を、どの運賃項目に適用するのか、

また単価を何と掛け合わせるのかを〔数量・重量・距離・時間・掛け合わせずそのまま運賃とする〕から選択します。

こうして完成した運賃表に名称をつけて保存します。

 

4.取引先マスターに設定します。

1〜3の手順で作成した運賃マスターをどの請求先傭車先に対して適用するのかを、取引先マスターで設定します。

取引先マスターに作成済みの運賃表を設定すると、自動計算を使用できるようになります。

総合入力画面で自動計算を適用することができます。